はじめに
「山古志ふぁん倶楽部」は新潟県古志郡山古志村を中心とした地域を愛する人たちの集うクラブです。

山古志は上越新幹線長岡駅から車でわずか三十分足らずの位置にありながら、起伏の激しい地形と冬の豪雪のため、かつては『陸の孤島』と呼ばれもしました。
『孤島』…ある意味で真実ではあっても侮蔑に満ちたこの呼称は、長い間この地に住む人たちの劣等感の象徴であったように思います。
けれども、『孤島』であったがために、この地域には独特の文化が生まれ、育まれることにもなりました。

耕して天に至る棚田、伝統の牛の角突き、昔語り、そして泳ぐ宝石・錦鯉の創作、ツルハシで堀りぬいた日本一の手掘りトンネル・・・
厳しく貧しい生活の中に精一杯の幸せを求めた人々・・・

          なぜだろう?
          いつもここに来るとホッとする
          日本人の心にしみる
          そんな景観と文化がここにある

個性の時代となった今、山古志は全国から注目されるようになりました。

しかし、この貴重な財産が今消え去ろうとしてます。
老齢化の進行は棚田の維持を困難にしています。
昔語りは、もう語れる人が僅かです。
少子化による後継者不足は鯉師の技をも危うくしています。
これらは最早、地域住民だけでは解決できない問題となりつつあります。

この倶楽部は、山古志を愛する人たちが集い、山古志の文化や景観を楽しみながらその維持と発展を図ろうというものです。
とかく、村おこしというと地域住民がやることのようになりがちですが、この倶楽部はどこに住んでいるかに関係なく、山古志ファン全員が支える活動を目指しています。

このホームページは「ふぁん倶楽部」の会員交流の中心的手段として2002年4月に開設されました。

なお、山古志ファン倶楽部は任意の集まりであり、行政機関とは関係ありません。



  2004年10月23日 山古志村を激しい地震が襲いました。新潟県中越大震災です。震度7の激しい揺れは一瞬にして山を崩し、ライフラインや住居と共に棚田、棚池もほとんど失われてしまいました。また、村民は全員長岡市への非難を余儀なくされました。2005年3月には長岡市との合併で山古志村もなくなりました。これまで全国の皆様から多くのご支援を頂き、復興に向けて歩んでいますが、貴重な資源の多くが失われ、人口の流出と高齢化は更に進んでしまいました。
 今後この地域の暮らしを継続し、貴重な財産を守っていくにはどうしても外部の人達の力が必要です。
このたびご支援いただいた全国の方々とのつながり、そして、新たに加わっていただける方々のお力をお借りして復興と発展に向かいたいと思います。
 もう一度あの風景を取り戻し、また、新しく美しい風景を作り出し、明るい笑い声が響く山里をみんなで楽しく創っていきましょう。(2006年10月)
活動内容
<活動内容>
  1. ふぁん倶楽部メンバーの募集と登録
  2. 交流イベントの企画
  3. ホームページによる活動状況・地域情報の発信
  4. 産品のPR・販売予約の受付
  5. アンケート調査
  6. イベント企画・村おこしアイディアの募集
  7. イベント企画・村おこしアイディアの募集
  8. 空家、空き地等の地域情報
  9. 定住希望者、米作り、鯉師、牛飼いなどの後継者募集
  10. 山村留学希望者募集
  11. メールニュース(パソコン、携帯電話等)発行


2002年5月   山古志ふぁん倶楽部   代表    川上 巌

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